●ドレミの由来●

中山 健太 筆


イタリアやフランスで用いられている「ドレミ〜」
イギリスやドイツではアルファベット順、日本ではいろは順と、順序がはっきりしているのに対し、
「ドレミ」とはどういうことなのだろうか?

 聖ヨハネ賛歌
Ut queant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labi reatum

Sancte Iohannes

この聖ヨハネ賛歌は各節が一音ずつ高くなるため、
各節の歌詞の最初の音節(Ut-Re-Mi-Fa-Sol-La)を元に、
11世紀イタリアの修道僧で音楽教師でもあった“グィード・ダレッツオ”が、
「ドレミ〜」の前身となる「ウレミファソラ」を作ったとされる。

当初はHにあたる名前がなかったのでH-Cの半音を表すのには当然「ウレミファソラ」では足りなかった。
そこでH-Cの半音をE-F(つまりミ-ファ)の半音に置き換えて歌っていた。
「ドレミファソラシド レミファソラシド 」を
「ウレミファソラミファソミファソラミファ」と歌う。
           ↑↑
この"Sol-Mi"の移り変わりがソルミゼーションの由来。

シ("S"ancte "I"ohannesのSI)は17世紀に加えられたと言われる。
(やはりH-Cをミファと読み替えるのは面倒だったから!?)
17世紀に入り、口調を良くするため「Ut」が「do」に変化し、現在の「ドレミファソラシド」となった。

ちなみに
“Sancte Iohannes”の部分の音の始まりは
“Sancte”がソ(G)
“Iohannes”がド(C)



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