●新増沢方式●

中山 健太 筆


合唱コンクールでよく耳にする新増沢方式とは何なのだろうか?
以下にその順位決定の流れを簡単にまとめる。

まずこの方式の大原則として多数決の原理に従う。

上位から順位を確定していく。
順位が確定したあとは確定した団体を除き、同様の手順で順位確定をおこなう。
全順位は一度に確定しない

1.最多得票団体である団体の得票合計が過半数に達しているとき
  最多得票団体のみでリーグ戦を実施し1団体に順位を確定する。
(リーグ戦については後述)

2.最多得票団体のみでは過半数に達しないとき
得票の多い方から順に得票数を加えていき 得票合計が過半数を越えるまでの団体をリストアップする。
 
2-1.最多得票団体が1団体の時
最多得票団体をリストアップされた団体から除いたグループでリーグ戦を行い1団体を確定する。
最多得票団体とリーグ戦で選出した1団体で対戦させ勝った方に順位を確定する。

2-2.最多得票団体が複数団体の時
最多得票が複数団体あり、その合計が過半数に満たないとき
最多得票団体をリストアップされた団体から除いたグループでリーグ戦を行い1団体を確定する。
次に、最多得票団体(複数)にリーグ戦で選出した1団体を加え再度リーグ戦を実施し1団体を選出し順位を確定する。


3.リーグ戦
リーグ戦でいきなり一位を決めるのではなく、最下位から一団体ずつ抜いていく。

3-1.勝数が多い順に順位を決定する。
勝数とは、X勝Y敗(X勝Y敗)のX勝を意味する。
下記の例1ではA、B、Cともに1勝1敗である。

3-2.勝数が同数の場合は、勝ポイントの高い団体を上位とする。
勝ポイントとは、以下の例1の場合、
Aは、Bに3対2で勝ち、Cに1対4で敗けている。
その勝っているポイント、すなわち3+1で4ポイントを意味する。
同様にBは5ポイント、Cは6ポイントとなる。

例1


3-3.勝数、勝ポイントとも同じ場合
順位を点数化した得点が多い順に決定。

3-4.それでも決まらない場合(順位得点も同数の場合)
審査委員長の順位により決定。


ではここに下記の例について全体の流れをみながら確認しよう。
団体名
K  高校音楽部 12 11 12 13 11
T南 高校合唱部 10 10 10 10
T  高校音楽部 11
A  高校音楽部 10
U  高校合唱部
M  高校合唱部 13 13
O  高校合唱部
O学園高校合唱団 11
A学園高校合唱部 12
S  高校音楽部 12 13 11 13
N  高校合唱班 12
T西 高校合唱部
G  高校音楽部




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